恋愛で苦戦する方へ

　婚活では自らの生き方が問われます。結婚相手を選ぶ場合の基準、考え方の順序としては、先ず人間性・人柄、次に能力・才覚、そして最後が収入・資産です。長い人生では、お互いの生き方に共感でき、仕事、家族、健康問題など様々な困難を乗り越えながら、何らかの意味で社会に貢献していくことが大切です。人生を共にすべき信頼できる相手を探しましょう。リベラルアーツは、各自が冷静に自己分析をする勇気を持ち、婚活と人生に勝利する端緒を拓けるようにします。

　ここでの問題意識は、何故、恋愛がうまく行かないのか、また、恋愛結婚しても、４割が離婚してしまうという状況と、そして、その根本的原因は何かということにあります。 

　昨今の結婚事情として、恋愛で結婚する人は、お見合いで結婚する人の６％に比べると、８７％にも上っています。離婚率は、お見合い結婚は１０％ですが、恋愛結婚では４０％にもなっています。

　夫婦が離婚する場合、子供が２歳になるまでの時期が、最も多いそうですが、その結果として、シングルマザーが１２０万人以上という現実もあります。

　このことは、それこそ「世紀の大恋愛」で結婚しても、離婚する程ではないにしろ、夫婦が不仲になるのは、珍しくもないと言えましょう。

　２０代の男女の性体験率では、女性の側が７割、男性の側は４割という話があります。女性の側は、早く配偶者を確保して子供を設け、家族を築きたいという本能の現れでしょうか。

　まじめな男性の側は、残念ながら女性との出会いを求め、結婚を前提とした、お付き合いをしている余裕はありません。一概には言えませんが、仕事を覚えるだけで、神経を擦り減らす毎日で、女性の御機嫌をとれる程、気力は残っていませんし、今から余計なことをして、特定の女性に捕まっては大変という警戒心も働いているのでしょうか。

　また、恋愛という現象面での事情からは、１８歳から３４歳までの適齢期の男性の５７％は、未だ結婚したくない、或いは一生結婚する心算はないとの分析もあります。結婚は、「人生の墓場」と考えているのでしょうか、それとも、人生９０年時代を迎えて、決断を先送りにしているのでしょうか。

　女性の側が家族を築きたいと考えていても、多くの男性の側には、そんな覚悟はないようです。恋愛で結婚する場合、最後は女性の側が、決断を促すために男性に詰め寄ることが多いのは、そうした事情を物語っています。

　司法統計で男性側の不満のトップは、女性の側の異性関係ですが、そもそも夫婦の信頼関係が破綻しており、女性の側が夫の元に戻る気がないため、裁判離婚になるというのが実態に近いと思われます。

　恋愛、結婚、そして離婚への過程は、結局のところ、人間性と人柄、人格力の大きさに彩られます。人格力は、欲望と感情の世界か、理性と良心の世界かに大別されます。２つの世界へは、人夫々に振り子が振れるように出入りしますが、どちらの世界でより多くの時間を過ごしているかによって、結婚生活と人生の幸・不幸が決まります。

　最後に男性も、女性も精神的、経済的自立した人間かどうかを自己診断してみましょう。生き方改革をいくら訴えてみても、いつまでも実家暮らしをしているのでは、本当の大人にはなれません。今の時代は、地方出身で都会暮らしをしている方は別ですが、親の子離れ、或いは、子の親離れが難しい時代です。結婚適齢期を過ぎても、実家暮らしの人も多いようです。

　女性も男性と同様に教育を受けているのであれば、仕事で社会に貢献する才覚、能力を磨きましょう。専業主婦などと言う職業は、もはや経済が高度成長をしていた時代の幻です。結婚で男性側の経済力ばかりを当てにする時代も終わりを告げています。

　お見合い結婚では、お見合いから、交際を経て成婚するまで、プロセスごとの成否が明確に問われます。リベラルアーツでは、婚活の場での個別のアドバイスに加えて、本年９月からは土曜日、若しくは日曜日に婚活必勝講座も開催しています。講座の内容は、本ホームペー上で「生き方」、「人間力診断」そして「婚活の心得」の各シリーズや、ブログ「横浜関内結婚相談所（リベラルアーツ）の婚活サロン」で開示しています。