婚活・人生講座（事例紹介）

　あなたはそもそも、どういう方と結婚したいのでしょうか。お相手選びの絶対的基準は、人間性と人柄です。世の中には、良い人、素敵な人は、沢山います。そうした人に出会えないということは、あなたが人を見る目がないのかも知れません。

　女性は、お相手の才覚や能力、収入や資産について、必要以上に拘っている可能性があります。それらの条件は、相対的なものです。才覚や能力、収入や資産は生き方次第で、どうにでもなります。

　また、婚活している女性の中には、学歴や、肩書信仰をお持ちの方も多いようです。人間性と人柄は、知性と教養の問題ですが、残念ながら学歴や肩書とは関係がありません。真の知性と教養は、生きる姿勢に現れ、苦難や課題に向き合う勇気、未来を切り開く知恵と忍耐力を意味します。

　婚活では、誰しもが素敵な人との出会いを望んでいます。米国の公民権運動で銃弾に倒れたキング牧師や、獄中闘争一万日を勝ち抜いたマンデラ大統領などの偉人、哲人を持ち出さなくとも、素敵な方は、庶民、大衆の中にも数多く存在します。

　人間性と人柄が優れた人は、自己の向上を図る求道心と、社会に貢献したいとの使命感を持って、人生を生きていますが、本当の幸せは、自らの才覚、能力を人の役に立ててこそ、訪れるのではないでしょうか。

　婚活で成婚するお相手は、人間性と人柄、人生観や生きる姿勢に何らかの共通項のある人です。俗諺には、似たもの夫婦という物言いがありますが、素敵な人は、素敵な人同士で成婚します。その理由は、お互いのセンサーが共通項を察知し、磁石のように引き付け合うからです。

　また、人は向上している人、現状維持しかできない人、そして堕落して行く人の３種類に分けられます。大切なことは、誰しもが人生の途次では、未完成品ですので、それこそ生きる姿勢が大切です。素敵な人と成婚したい方は、求道心と使命感を呼び起こし、自らが素敵な人になって見せるとの誓いを立てましょう。

　現状を打破して、自分に自信を持つための突破口は、仕事の実力を磨き、言わば「人生の実業家」となることです。実業家は、展開している事業の構想と投資戦略、人員の配置と人財の育成、事業収支と資金繰りなど、ありとあらゆる事を常に考えています。

　ここで言う実業家の真の意味は、組織を統率する能力を有する人で、公務員やサラリーマン、或いは、医師や弁護士、学者や研究者、そして芸術家や職人でも、そうした能力を職場で発揮している人がいます。

　実業家が組織を統率する能力を欠いていれば、そもそも事業は成功しませんし、サラリーマンであれば、人の上に立つ管理職には就けません。社会は、５人に１人の実業家が支えています。

　勿論、女性にも、実業家として才覚、能力を発揮する人が少なからず存在し、並みの男性実業家以上に活躍している人もいます。ただし、女性は母親になれば、子育てという大事業では男性以上の役割を果たしますので、そうした女性を基準に人生、婚活を考える必要はありません。

　仕事では、その人の生きる姿勢、人生観、そして知性と教養が如実に現れます。人は、持って生まれた才覚、能力を社会で役立てた時、真の幸福を掴みます。才覚、能力を生かすことは、先ず仕事を通じてです。